【傘花】


傘の花が開く雨の日の交差点
ビルの窓から眺めている。
窓についた雨粒が水晶のように煌めく。


貴方はいつもビニール傘。
目立たないのに、上から見ていてもすぐに分かる。
あなたの周りだけフィルターがかかってる。
入り口に向かって歩く貴方を目で追いかけている。


小人が寄っていく。
赤い傘、黄色に緑、青、紫、ピンクに黒。彩りの傘をさしながら、たくさんの小人が寄っていく。
透明なのは貴方だけ。


私はスイッチを入れる。
戦闘モード。
そして仮面を付ける。
心が漏れないように、見えないように…。


「いらっしゃい。まずはお食事にしましょうか」


恋するなんて思わなかった。
それでも私は恋をした。

言の葉の織りなす世界

『今』の自分を知ることが、『未来』の在りたい自分に繋がっていく。 ほかのどこでもなく『今』ここで、繋がる先の『未来』を望む形に創り上げていく。 【言の葉…ことのは】を使い、在りたい自分を表現していく。

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